スギナといえば、繁殖力が強く、嫌われ者のイメージが付きますよね^^;
でもこのスギナ、食べられるってご存じでしょうか!?
春になると、ヨモギ団子を作ってくれと子どもたちが言い出します。
ですが、ヨモギって、茹でるとびっくりするくらい縮むんですよね・・・
生えている場所を見つけては、ちょっとずつ採って茹でて冷凍して、何とも手間がかかるなぁと毎年思っていました。(近所にたくさん生えている場所が見つからず^^;)
するとある時、「スギナを粉にしてお菓子に混ぜると、ヨモギのような使い方ができるよ!」とお友達が教えてくれました。
ヨモギの風味とは違いますが、これはこれで、お茶のような緑の香りがして、感動!!
スギナはその辺中ボーボー生えているし、粉にすれば、長期保存もできるのです^^
スギナとは?
スギナとは、シダの仲間で、トクサ科トクサ属の植物です。
田んぼの端や、野原、道端など、見渡せば様々な場所に生えています。
春になると、つくしが生えだし、しばらくすると、いつの間にかスギナが生えているという光景、ご覧になったことがあるのではないでしょうか?
実はつくしとスギナは同じ植物なのです!
つくしは「胞子茎」、スギナは「栄養茎」と呼ばれ、地下でつながっているのです。
つくしは胞子を飛ばすための器官なので、先端には傘状の胞子嚢がついており、胞子を飛ばし終えると、そのまま枯れていきます。
「栄養茎」のスギナは、緑の部分の葉緑体により、成長のための養分を作り出す光合成が行われています。
同じ植物なのに、それぞれ役割分担をして、地上には全く違う形状で現れるなんて不思議ですね^^
スギナは花粉症、ダイエットにも効果がある!?
雑草として煙たがられるスギナですが、実は薬効もあり、スギナ茶などの健康食品として市販もされています。
動物の組織内には、ヒスタミンという生理活性物質があり、様々な炎症、アレルギー反応、胃酸分泌、神経伝達に関与しています。
通常は不活性状態なのですが、花粉などのアレルゲンとなる物質が刺激となり、ヒスタミンが過剰反応してしまうことで、くしゃみや鼻水、かゆみなどの不快症状が出てしまいます。
これが花粉症やアレルギーの正体です。
スギナには、このヒスタミンの活動を抑制する働きがあるため、過剰なアレルギー反応を抑えることにつながるのです。
また、スギナにはケイ素が豊富に含まれています。
ケイ素には強力なデトックス作用があり、コラーゲン合成を促進する働きがあります。
葉緑素も豊富に含まれ、利尿作用によるむくみ改善、悪玉コレステロールの排出や殺菌作用もあり、ダイエットや美容にも効果大です。
その他、サポニン、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなど、健康に嬉しい成分がたっぷりと含まれている、まさに「最強の雑草」なのです!
スギナ粉の作り方
まずは、使い勝手が良いように、スギナ粉を作ってみましょう!
- スギナを水で良く洗い、根の部分は取り除く
- ザルに広げて、天日でカラカラになるまで干す
- フードプロセッサーやすり鉢を使って、細かく粉状にする
乾燥が足りないと、繊維がニョロニョロ残りやすいです^^;
お菓子やパン、そのまま煮出してお茶として利用できます。
緑茶に似た香りがして、実際に飲むと、緑茶とほんのりタタミの味がします^^
スギナ粉で作るマクロビクッキー
スギナ粉を使って、マクロビクッキーを作ります。
レシピはkinacoさんのものを参考に、アレンジしています。
<材料> 天板1枚分
- 薄力粉・・・105g
- 強力粉・・・105g
- スギナ粉・・・大さじ3
- 塩・・・ひとつまみ
- 太白ごま油・・・70㎖
- メープルシロップ・・・大さじ3.5
- 塩麴・・・小さじ2
- 薄力粉、強力粉、スギナ粉、塩をボウルに入れ、フォークでぐるぐるかき混ぜる
- 別の容器に、太白ごま油、メープルシロップ、塩麴を入れ、白濁するまでよく混ぜる
- 2を1に一気に入れ、ゴムベラで切るように混ぜる
- 手でひとまとめにし、型抜きする場合は30分程冷蔵庫で生地をなじませる
- 型抜きか丸めて真ん中をへこませて成形する
- 180℃に余熱したオーブンで16分間焼いたら出来上がり!
型抜きしない場合は、丸めて真ん中を少しへこませてもOKです^^
丸めるときは、手のひらでコロコロすると崩れやすいので、ぎゅっと握るように丸めると良いです!
これ、最近買ったお気に入りのクッキー型で抜いたものです♪
ティラノサウルス、トリケラトプス、ステゴサウルスの3体が抜けて、圧巻のボリューム感!!
ご興味ある方はこちらからどうぞ^^👉恐竜クッキー型
タイミングが良ければ、セール価格で購入できます♪
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この型を買おうか迷っているときに、口コミで「コツがいる」「慣れるまで手間取る」という意見があり、ちょっとビビっていたのですが、↓のやり方でやればうまくいくと思います^^
1.まず抜型を押し付ける 2.押型を入れ、持ち手以外の所も指でしっかり押し付けるときれいな骨格に! 3.押型を外し、爪楊枝周りの生地を外していく。細かい部分は爪楊枝で! 4.抜型ごと、オーブンシートを敷いた天板にのせ、ゆっくり型をはずす
ポイントは、押型(骨格)を外した後に抜型(輪郭)をはずすこと!
押型(骨格)を後に残してしまうと、生地が外しにくく、ケチョケチョになってしまうんですよね^^;
数々の薬効があり、最強の雑草との異名を持つ、スギナ。
粉にすればとっても使いやすくなるので、春先に作ってみてはいかがでしょうか?
簡単に作れて本当に美味しいお菓子がたくさん載っているkinacoさんのレシピ本、おすすめです^^
子どもと作る簡単おやつ、他にもあります♪
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