色鉛筆、みなさん持っていますか?
子どもから大人まで、色塗りと言えば「色鉛筆!」というほどおなじみの文房具ですね。
趣味の絵なら、色鉛筆なんて何でも良いか~とも思います。
でも、造形試験ではどんな色鉛筆が良いのか、色鉛筆を新調しようかなと考えている人は、ぜひチェックしてみてくださいね^^
◎保育士試験の実技試験「造形に関する技術」を受験予定の人
◎文房具店にある、1000円前後の色鉛筆セットってどんな感じかなと思っている人
◎100円ショップや雑貨系の色鉛筆と、文房具店で買う色鉛筆に差があるのか知りたい人
◎小さな子どもでも使いやすい色鉛筆を探している人
造形試験で押さえておきたい色鉛筆選びのポイント
造形の試験では、色鉛筆は非常に重要な文房具!
45分間の試験時間内に、課題の絵の輪郭線を描き、背景全体に至るまで色塗りを行います。
質の悪い色鉛筆を使用してしまうと、途中で芯がポキポキ折れたり、色塗りにやたら時間がかかったり、思わぬ足かせになることも!
まずは、試験向きの色鉛筆のポイントを押さえてみましょう。
- 芯に適度なハリや弾力があり、折れにくいもの
- 発色がよいもの
- 芯が適度に柔らかく、色伸びが良く、塗りつぶしがしやすいもの
造形試験のテクニックと色鉛筆
⓵色鉛筆で明るい雰囲気を演出する
まず、試験の合否に発色の良さが直接関係あるというわけではありません。
しかし、造形の試験で求められる力を思い出してみましょう。
求められる力:保育の状況をイメージした造形表現(情景・人物の描写や色使いなど)ができること。
「保育士試験」受験申請の手引きより
発色の良い色鉛筆を使うことで、明るく楽しい「保育中の雰囲気」が間接的に表現しやすくなるというわけです。
薄くてはっきりしない色で塗られたものと、はっきりくっきりきれいに色塗りされたものでは、後者の方が明るく、活力があるように見えます!
そういった保育中のイメージを絵の構図だけで表現するのは大変です。
色鉛筆で、明るい雰囲気を演出するというのも、制限時間内に課題に沿った絵を仕上げるためのテクニックです!
⓶少ない力で、ムラなく、大きな面積を塗り込む
芯が固すぎず色鉛筆は、折れやすいというのは感覚的にわかるかと思います。
ある程度の固さは、輪郭線などシャープなものを描くときに適します。
しかし、背景色や子ども、遊具などのモチーフを塗るときには、ある程度芯に柔らかさがあるものの方がきれいに塗りこめて、時間短縮にもつながります。
造形の試験では、制限時間内に空白部分を作らないよう、そうかと言って雑にならないように色を塗る必要があります。
少ない力で、ムラなく、大きな面積を塗り込むというのも、造形試験のテクニックです!
文房具店でよく見かける色鉛筆セットで良いの?
さて、保育士試験の実技試験「造形に関する技術」で使用する色鉛筆は、12~24色程度のものとあります。
そうすると、真っ先に思い浮かぶのが、1000~1500円程度で販売されている色鉛筆セットですよね。
こういう色鉛筆セットを買えばいいのでしょうか!?
結論は、このような色鉛筆セットであれば大丈夫です!
おすすめ色鉛筆で検索すると、専門的なものなどピンキリで、本格的なものを準備しないといけないのかな・・・と不安になってしまいます。
しかし、1000~1500円くらいで販売されているものであれば、安心して使えます^^
色鉛筆って、店舗ではセット組みされているか、削られていない状態で販売されていることがほとんどなので、「試し描き」がなかなかできないんですよね^^;
- 普段使いから試験用にも使用できて、コスパが良い
- 色伸びや、発色の良さも問題なし
- 1000~1500円の価格帯のものは、水彩色鉛筆として使用できるものが多く、水を付けて絵の具のようなお絵描きが楽しめる
- 小さな子どもでも、使いやすい芯の柔らかさ
よく文房具屋さんで見かける色鉛筆セットには、👇のようなものがあります。
個人的な主観ではありますが、トンボ鉛筆は芯がやや固め、後の2種は芯が柔らかめです。
ですが、大きな品質の差は感じられません。
この3種は、どれも問題なく使用できると思います。
ちなみに私は3種とも持っているのですが、受験にはファーバーカステルを使用しました^^
100円ショップや雑貨系色鉛筆との違い
さて、文房具店以外でも、色鉛筆は色々な店舗で販売されています。
一概には言えませんが、100円ショップやキャラクターものなどの雑貨系の色鉛筆には、物によって品質に大きな差があります。
もちろん、どのような色鉛筆でも、造形試験の禁止事項に当てはまらなければ使用は可能です^^
しかし、下記のようなことが私の経験上あったので、100円ショップや雑貨系の色鉛筆を使用する際は、このようなトラブルが起きないことを確認してみてくださいね!
- 鉛筆の中の方から、ぼっきり大きく芯が折れやすい
- 発色が悪く、十分な着色に時間がかかる
- シャープなラインが出やすく、ベタ塗する際に余計なラインが出やすい
⇒色塗りが雑に見えやすい
写真からわかるでしょうか!?
ベタ塗したときの色のりが見やすいように、黒い紙で比較しています。

「おまけ」はお子様ランチのおまけの色鉛筆です。
「おまけ」と「キャラクター」は雑貨系の色鉛筆になるのですが、ベタ塗すると、芯が固いため、斜線のようなラインが出やすいことがわかります。
ちなみに「おまけ」は、文字を書いたら芯がぼっきり折れてしまいました^^;
ファーバーカステル、uni、トンボの3種と比較すると、色伸びなどはかなり違うのが実感できました。
ただ、それを記事上にどう表現すれば良いのか・・・^^;
少しでもお分かりいただければ幸いです!
せっかく一生懸命塗っても、ムラに見えやすいのは残念です。
ベタ塗しやすい色鉛筆を選択すると、ストレスが軽減されますよ!
小さな子どもに適した色鉛筆

色鉛筆を使うのは、何も試験ばかりではないので、出来れば子どもから大人まで使いやすいものを購入したいですよね。
文房具屋さんで販売している色鉛筆セットであれば、小さな子どもでも問題なく使用できます。
むしろ、小さな子どもに使わせると、色鉛筆の品質の差は顕著に表れます。
まず、小さな子どもは筆圧が弱いのが特徴です。
そのため、芯にある程度の柔らかさがあり、なめらかな描き味の物の方が、自由にのびのびと描くことができます。
また、小さな子どもは、力の入れ方やその向きにムラがあります。
具体的に言うと、握りしめて書きなぐったり、穴が開くほどギリギリやってしまったり^^;
そういった使い方をしても、文房具屋さんのものは芯が奥からぼっきりというのが比較的少ないです。
芯にある適度、弾力や柔軟性を持たせることで、無理にかかる力をうまく逃がしているようです。
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まとめ
保育士試験の造形の試験においては、文房具店で販売されている、24色で1000~1500円くらいの価格帯のものを選べば、問題なく使用できます!
個人の主観はなりますが、上記ご紹介した3点については、メーカーによる多少の差はあっても、品質に大きな差は見られないため、安心して試験で使用できます^^
必要以上に高価なものを購入する必要はありませんが、100円ショップや雑貨のような安価すぎるものの場合は、ものによって使用感に大きな差が出ます。
制限時間内で、自分の力を精一杯出すためにも、道具選びは重要です!
色鉛筆を味方につけて、実技試験の一発合格、頑張ってくださいね!
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