【保育士試験】当日の流れや服装、持ち物について~実技試験編

いよいよ実技試験ですね!

実技試験は緊張との戦いですが、合格率は筆記試験と比較してかなり高いです!

自信を持って、最後まで頑張りましょうね^^

実技試験当日のスケジュール

実技試験は、「造形に関する技術」のみ一斉試験になります。

「音楽に関する技術」、「言語に関する技術」については、面接タイプの個別試験となります。

「実技試験受験票」にガイダンスの時間が記載されているので、確認しておきましょう!

ガイダンスの際に、個別の試験時間や順番など詳細な説明があります。

各年度・会場により前後する可能性はありますが、だいたい時間の目安はこのくらいだと思います。

「音楽に関する技術」と「言語に関する技術」は、順番によっては夕方になってしまうこともあります^^;

  • ガイダンス8:45~
  • 「造形に関する技術」一斉試験9:30~10:15
  • 「音楽に関する技術」順番に実施9:30~ 
  • 「言語に関する技術」順番に実施9:30~

ちなみに私は「造形に関する技術」と「言語に関する技術」で受験しているのですが、

「言語に関する技術」の受験時間は15:30~・・・・。

待ちくたびれて緊張感も風化しつつありました。

(本番、帰りたくなるくらい緊張しましたが^^;)

実技試験の場合は、待ち時間が長かったため、途中で外出することも出来ました。

近くのBOOKOFFで、当時ドラマ化していた久坂部羊の「無痛」の小説を買い、ショッピングセンターのベンチで読んでいました。

服装について

服装については、筆記試験と同じく規定はありません。

しかし、選択した2分野のうち、少なくとも1分野は試験監督員を目の前にして行う、面接タイプの試験になります。

そのため、筆記試験のときよりは服装や髪型にも気を使った方が良いと思われます。

規定はありませんが、保育士試験は「保育士として適正な人物であるか」を評価しているので、あまりにも常識のない服装は避けるべきです。

着席することも考えると、丈の短すぎるスカートや、胸元の開きすぎた服などは目のやり場に困ります。

また、長すぎる爪や華美なネイルも保育の現場ではふさわしくないでしょう。

ジーンズも、正式な場ではあまり好ましくありません。

ダメージ加工で膝や太ももが見え隠れしていたり、床をモップのように引きずるような清潔感のない服装は避けましょうね^^

実技試験の場合も、キレイ目な服装にすれば間違いはないかなと思います。

ジャケット1枚あると、キレイ目にも見えて、温度調整もしやすいのでおすすめです。

例えば・・・

男性:襟付きシャツにシンプルなパンツ

女性:ブラウスやカットソーにシンプルなパンツやスカート

ちなみに私が実際に行った会場では、ほとんどがキレイ目で、スーツ系の方もちらほらいらっしゃいました。

Tシャツとジーパンのようなラフな感じの方も少数見ました。

あまりかっちりしてしまうと、楽器の演奏や身振り手振りがしにくくなる可能性があります。

また、実技試験は待ち時間が長くなる場合があります。

体が苦しくならないように、その点も注意しましょう!

そして、忘れがちなのが前髪!!

面接マナーにもよくありますが、礼をしたり顔の向きを変えるたびに、手で直したりするのはあまり良い印象ではありません。

楽器演奏中も直しにくく、表情が暗く見えやすいので、まとめるかすっきり切っておくことをおすすめします!

持ち物について

持ち物は、各選択分野により少しずつ違ってきます。

  • 全員必要
    実技試験受験票
    ・昼食(順番が早ければ必要ない場合もあります)
  • 「音楽に関する技術」の受験者
    ・楽譜
    ・ピアノ以外使用の場合はその楽器
  • 「造形に関する技術」の受験者
    ・鉛筆またはシャープペンシル(HB~2B)
    ・色鉛筆(12~24色程度) 
    ・消しゴム
    ・腕時計
    ・携帯用鉛筆削り
        
  • 「言語に関する技術」の受験者
    ・練習用台本(試験中は使用不可

「造形に関する技術」受験者の持ち物について

この試験では、使用する道具全般で、「人物の形をしたイラスト入りのもの」は禁止されています。

キャラクターものなどは避けた方が無難でしょう。 

腕時計

筆記試験と同じく、アラーム音、計算や通信機能のあるものは禁止です。

ただし、造形の試験は時間配分が非常に大切なので、腕時計は忘れずに持って行きましょうね!

鉛筆削り

携帯用鉛筆削りは、筆記試験と同じく使用時に試験監督員の許可が必要です。

造形の試験は時間との戦いなので、極力鉛筆削りに時間を割きたくないところです。

輪郭線で使用するこげ茶など、よく使う色については両端削り(貧乏削り)しておくと安心ですよ。

少々見た目が悪くなるので、差支えなければですが^^;

鉛筆削りはキャラクターものが多いと思うので、持ち込む際は注意しましょうね!

入室・退室のマナー

さて、「音楽に関する技術」や「言語に関する技術」の個別試験では、面接的な要素も含んでいると言われています。

面接なんて久しぶり!という方も多いのではないでしょうか?

礼のタイミングや扉の締め方など、事前に思い出しておけば、悪い印象は持たれないと思います。

ただし、引き戸だったりドアタイプだったり、会場により様々だと思うので、参考程度に確認してみて下さい^^

<入室>

  • 試験員より案内があったら、ドアを3回ノックする
  • 中からの返事を聞いて、「失礼いたします」と断り入室
  • 一度ドアの方に向きを変え、閉める
  • 室内側に再度向き直り、礼、試験場所まで歩みを進める
  • 試験員へ受験番号、名前など挨拶

名前や受験番号、受験票など、入室後に言わなければならない項目は、ガイダンスの際に説明があるはずです。

堂々と、明るい表情で試験に臨みましょう!

間違えたり、頭が真っ白になることもあると思います。

でも、この試験は落とす試験ではなく、保育士としての適性が見られていると考えましょう!

実際の先生なら、頭が真っ白になっても黙り込んだり、ズーンと暗くなったりしないはずです^^

騙しだましでも、最後まで元気よく一生懸命な姿勢を見せると好印象だと思います!

<退出>

  • 試験員へお礼
  • ドアの前まで歩みを進める
  • 試験員の方へ向きを変え、「失礼いたします」、礼
  • ドアを開け、退室

お疲れさまでした!

実際の雰囲気

実技試験は、筆記試験とは全く違った雰囲気があります。

私が実際に受けた「造形に関する技術」と「言語に関する技術」について感じた印象をまとめてみました。

「造形に関する技術」

絵の課題は当日の試験開始とともに開示されます。

配置、下書き、色塗りで時間配分を決めて練習してきていますが、緊張で何度も消したり書いたりしてしまいました^^;

試験中は、色鉛筆で塗り込む音が響き渡っています。

「まだ、私下書きなのにみんなもう色塗りしてる~!!」とかなり焦りました^^;

ただのお絵描き試験だと思って準備せずに行くと、痛い目を見るので、しっかり練習しましょうね!

「言語に関する技術」

私が受けた会場は大学だっため、試験室は一般的な教室でした。

前の受験者の声が丸聞こえで、これがものすごく緊張感を煽ります。

試験室の中に入ると、椅子が5脚程並べられており、その後ろに試験員が2名着席されていました。

一人はタイムキープ、もう一人は無表情で、ちょっとした圧迫面接みたい・・・と思ったのを覚えています。

椅子を子どもに見立ててお話をするのですが、タイムキープの方は温和な表情、もう一人の方はずっと無反応・無表情だったので、そういう設定もあるのかもしれません^^;

たまたまかもしれませんが^^

まとめ

実技試験には面接タイプの試験があるため、服装や髪型は筆記試験のときより気を使った方が良いと思われます。

緊張感やプレッシャーを感じる場面もありますが、合格率は筆記試験より格段に高いです。

実技試験は事前の対策が命です。

けして丸腰受験しないでくださいね^^

しっかり練習をしておけば、少々緊張してもやり過ごせるので、堂々と挑みましょう。

保育士としての度胸試しみたいだなと個人的には思っています^^

おどおどせず、明るくしっかりとした先生をアピール出来ればきっと大丈夫です!

幸運をお祈りします♪


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