【保存食】サックサク食感がうまい!新にんにくで作るにんにく醤油の作り方

スーパーに行けば1年中手に入るにんにく!

でも新にんにくが手に入るのは、初夏の時期だけですよね。

ネットに入った大量のにんにく、カビやすいのに一体みんなどうやって作っているの!?と思っていましたが、一度にんにく醤油を作ったら、毎年仕込まずにはいられない魅惑のうまさでした^^

少々手間と家の中がにんにく臭に包まれますが、これは本当に使えるので、ぜひ作ってみてくださいね♪

新にんにくってどんなもの?

新にんにくは、国内の畑で収穫したものを、乾燥させずに出荷したものです。

一般的に1年中売られているにんにくは、保存性を高めるため、収穫後に乾燥させて水分を約30%飛ばしたものになります。

そのため、新にんにくはとてもみずみずしく、焼けばモチモチとした独特の食感となり、甘みがあるのが特徴です。

にんにくの健康効果

「にんにく=滋養強壮、疲労回復」のイメージが強いですが、これには、にんにくに含まれる3つの成分が関係しています。


アリシン

にんにく特有の臭いのもとです!

このアリシンが、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1の吸収を助けることで、疲労回復や滋養強壮に効果があると言われています。この他、血行促進、冷え性予防、強い殺菌作用があると言われています。

スコルジニン

アリシンを加熱すると、無臭性のスコルジニンという成分に変化します。

スコルジニンによってエネルギー生産が促進され、老廃物の排出促進や、疲労回復など全身の新陳代謝を活性化する効果があります。

セレン

必須微量ミネラルの一つで、老化やがんの原因にもなる活性酸素の働き抑制をする、抗酸化酵素の構成要素になります。

免疫力の向上にも効果があります。

新にんにくが手に入る時期、場所

新にんにくが手に入る時期は、だいたい5~6月中旬で、初夏のわずかな期間です。

うっかりしていると、買いそびれてしまいそうですね^^;

この時期になると、だいたい500gか1Kg単位でネットに詰められたものが、スーパー、八百屋、直売所などで販売されています。

ただし、品種、大きさ、新鮮さなどにはバラつきがあり、外側にカビが生えているものもしばしば見かけます。

これから紹介するにんにく醤油ですが、正直なところ、どんな新にんにくを使用してもそれなりに美味しく仕上がります^^

でも、長期保管するものですし、粒の大きさにバラつきがあると年によってにんにくの風味に差を感じてしまいます。

私の周りがたまたまそうなのかもしれませんが、市場で上質だと思える新にんにくにはなかなか巡り合えません。

せっかく手間暇かけて作るので、メインの新にんにくはインターネット通販などで、上質なものを、予約購入することをおすすめします!

にんにく醤油の作り方

仕込みに使用する果実ビンですが、パッキンや蓋などの樹脂パーツに、どうしてもにんにくの臭いが強くこびりついてしまいます。

専用ビンにしてしまうか、らっきょう漬け用と共用すると良いです。

どちらも同じような時期なのですが・・・^^;

調味料について

・・・にんにくをサックサクに仕上げるための下漬けに使用します。こちらはにんにくを漬け込んだ後は捨てるものなので、安価な穀物酢等で問題ありません。

醤油・・・正直なところ、安価なもので作っても、美味しく出来ます。ただ、本醸造・伝統製法の醤油で作ると、味の深みに大きな差が!!せっかく仕込むのですから、良質な醤油を使うと良いと思います^^

みりん・・・こちらも、安価なもので作っても、美味しく出来ます。ですが、伝統製法の本格みりんを使用すれば、味と香りにふわぁ~とした豊かさが!!使用量はあまり多くはありませんが、こちらも本格みりんをおすすめします!

<材料> 果実ビン4L使用

  • 新にんにく・・・1ネット(1㎏)
  • 酢・・・にんにくがヒタヒタにかぶる量(800㎖程度)
  • 醤油・・・1.8L(1升)
  • 酒・・・200㎖
  • みりん・・・200㎖
  • 砂糖・・・200㎖
  1. にんにくの皮をむく。外側の皮をすべてむいて1かけずつにし、薄皮までむく。
  2. 消毒した果実ビンににんにくを入れ、酢をヒタヒタになるまで注ぐ。(下漬け1週間程度)
  3. 2.の酢は捨て、にんにくをザルに広げて3日ほど陰干しする。⇒かなり臭いがきついので注意!!
  4. 鍋に醤油、酒、みりん、砂糖を入れてひと煮立ちさせ、よく冷ます。
  5. 消毒した果実ビンににんにく、4.を入れて常温で半年~1年漬けこめば出来上がり!

にんにく醤油のコツ

醤油にそのままつけるとにんにくはフニャフニャになり崩れやすくなってしまうため、酢漬け・乾燥のひと手間を加えます。

下漬けに使用した酢は、私は処分していましたが、醤油等の他の調味料と混ぜてドレッシングや漬けダレに利用する人もいるみたいです^^

にんにくを干したとき、カピッと乾燥しすぎてしまう時がありますが、醤油に漬け込んでいるうちに、みずみずしさを取り戻すので安心してください!

最新情報をチェックしよう!