【繁殖記録】ベタのカラーの遺伝は奥深い!隠れた色素を見つける楽しみ

おうち時間が増えてきたせいか、アクアリウムがますます流行っていますね!

さて、我が家では熱帯魚のベタを飼っています。

見ごたえ抜群の美しさと、まっすぐこっちを向いてくれる愛らしさに魅せられて、年に1度だけ繁殖させています。

完全なる趣味のはなし~繁殖の目的

私はハーフムーンを作出するべく、親同士はハーフムーンでかけ合わせています。

理由は、ヒレが大きくて色味がよくわかるから^^

ハーフムーン同士をかけ合わせると、子世代は、ハーフムーンとスーパーデルタが入り混じっている感じになります。

私が初めてベタを繁殖させたのは、2019年。

オスはハーフムーンで、値段は高めでしたが、ヒレ破れで値下げされており、体色は赤、ブルーのスポットが入っていました。

メスもハーフムーンで、そのお店で一番安かったカッパー系(金属光沢)の体色の地味な個体でした。

正直なところ、メスの体色はあんまり好みではなかったのですが、贅沢は言えないし・・・と妥協の心で繁殖を始めました^^;

しかし、そのペアから生まれた子どもを見てびっくり!!

赤系、青系と想像通りの子の中に、白い個体もいたのです。

「君の白は誰の白だね!?」

ベタのカラー、奥深し。

カラーの固定や、理想のカラーを作出したいというよりは、

「君はどんな色を持っているの?」

混色タイプの親から作出されるカラーには、どのようなバリエーションがあるのかを見たくて、繁殖させています。

繁殖させた子どもたちは、友人に譲るか、自分で最後まで飼うので、年に一度だけの楽しみです^^

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カラーバリエーションの記録

これまで繁殖させてきたペアとその子どもたちの記録。

2019年

オス、メスともに購入。

子の代は、成長して生き残ったのはなぜかメスばかり^^;

メスは丈夫で、2021年も生存中!

ホワイト+グレーの子は、老体になってきてどんどんホワイトとグレーのぶち柄になってきましたが、最初はきれいなホワイトでした。

2020年

オスは新規購入、メスは2019年に生まれた子です。

イエローは父由来か!?

ベースの色は、父方のホワイト系と母方のカッパー系の色ではっきり分かれました。

青っぽく見える色でも、ターコイズブルー系と、ブルー系に分かれました。

今回は、オス、メスともに成長してくれたので、F1交雑へ!!

2021年

オス、メスともに2020年に生まれた子です。(F1世代)

<F1世代・・・1世代目の子。ラテン語の頭文字より、親はP(parens)、子はF(Filius)で表します。>

今年の子はどんな色になるかな!?

楽しみです♪

今後の展開

特定のカラーを固定する目的は特にありませんが、今後も繁殖の結果を記録していきたいと思います。

ベタの体色を決める遺伝子の組み合わせは、何万通りもあると言われ、特定のカラーを作出することは極めて困難と言われています。

記録を取ることで、何か見えてくるかもしれないし、体色を決定する遺伝子の奥深さを痛感することになるかもしれません。

いずれにしても、ペアのカラーによって、どのようなカラーの子どもが生まれるのか、一つのデータとして参考になれば幸いです^^

それにしても魚の写真は難しい・・・

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