私は平成28年に行われた保育士試験で、独学・一発合格をしています。
保育士試験を受験した際の最終学歴は、4年制大学卒(畑違いの理系学部ですが・・・^^;)です。
運良く、保育士試験の受験資格がある状態からのスタートでしたが、
未経験であっても、専業主婦であっても、「保育士資格」は国家資格の中でも、比較的多くの人がチャレンジできる資格試験です!
この記事では、「保育士試験」にチャレンジしよう!という方へ、はじめに確認しておきたい受験資格についてまとめました。
保育士試験の受験資格
保育士試験を受けるためには、受験資格が必要になります。
受験資格の有無や条件は、最終学歴ごとに区分けされています。
最終学歴によって保育士試験への道筋が変わってくるので、確認してみましょう!
ここでいう大学、短期大学、専門学校ですが、全て学校教育法に基づいた学校であることが前提となります。
そうではない学校の場合、海外の学校を卒業した場合は、保育士試験事務センターまで問合せが必要となります。
- 4年制大学卒業・在学中・中退の方(保育士とは関係のない学部・学科卒でもOK)
- 卒業⇒受験資格あり
在学中⇒2年以上在学+62単位以上取得済または年度中に取得見込みであれば受験資格あり
※取得見込み:年度中に2項目とも取得しなければ合格にならない中退⇒2年以上在学+62単位以上取得済であれば受験資格あり
この条件を満たさない場合は「高等学校卒業の方」参照
- 短期大学卒業・在学中・中退の方 (保育士とは関係のない学部・学科でもOK)
- 卒業⇒受験資格あり
在学中(卒業見込み)⇒受験資格あり
※年度内に卒業しなければ合格とならない中退⇒「卒業」の条件を満たしていないため、受験資格なし
「高等学校卒業の方」参照
- 専門学校卒業・在学中の方 ※修業年限が2年以上の専門課程の場合のみ(保育士とは関係のない学科でもOK)
- 卒業⇒受験資格あり
在学中(卒業見込み)⇒受験資格あり
※年度内に卒業しなければ合格とならない
- 高等学校卒業の方
- 平成3年3月31日以前に卒業⇒受験資格あり
平成8年3月31日以前に保育科卒業⇒受験資格あり
それ以外の場合⇒受験資格なし
※進学の場合は「4年制大学~の方」「短期大学~の方」参照
※進学予定なしの場合は「勤務経験について」参照
- 中学校卒業の方
- 中学校卒業のみでは受験資格なし
※進学の場合は「高等学校卒業の方」「4年制大学~の方」「短期大学~の方」参照
※進学予定なしの場合は「勤務経験について」参照
勤務経験による受験資格
高等学校卒業、中学校卒業の方で、受験資格がない場合は、進学か勤務経験の条件を満たすことで受験資格が得られます。
勤務経験については、下記の条件で、「児童等の保護または援護に従事」する経験が必要です。
高等学校卒業の場合と中学校卒業の場合とで条件が異なるので、しっかり確認しましょう!
高等学校卒業の場合 | 中学校卒業の場合 | |
---|---|---|
勤務期間 | 2年以上 | 5年以上 |
総勤務時間数 | 2,880時間以上 | 7,200時間以上 |
勤務施設については、児童福祉法第7条に基づく児童福祉施設であれば受験資格があります。
児童福祉法第7条に基づく児童福祉施設
・保育所(利用定員20名以上)
・保育所型認定こども園
・幼保連携型認定こども園
・児童厚生施設(児童館)
・児童養護施設
・助産施設
・乳児院
・母子生活支援施設
・障害児入所施設
・児童発達支援センター
・児童心理治療施設
・児童自立支援施設
・児童家庭支援センター
勤務経験|一般社団法人全国保育士養成協議会 (hoyokyo.or.jp)
また、下記施設に就業している場合は、各都道府県に申請して、受験資格認定(知事認定)の交付を受ける必要があります。
受験資格認定基準に該当する施設・事業
・認可外保育施設
(認証保育園、認定保育園 等を含む)
・ 小規模保育事業(小規模認可保育所 等)
・ 幼稚園型認定こども園
・ 地域裁量型認定こども園
・ 幼稚園(特別支援学校幼稚部を含む)
・ 家庭的保育事業(保育ママ 等)
・ 居宅訪問型保育事業
・ 事業所内保育事業
・ 放課後児童健全育成事業
(学童クラブ・放課後児童クラブ・学童保育 等)
・ 一時預かり事業
・ へき地保育(特例保育)
・ 小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)
・ 障害児通所支援事業(保育所訪問支援事業を除く)
・ 一時保護施設
その他にも
・ 放課後等デイサービス(児童デイサービス)
・ 院内保育
・ 企業主導型保育事業 等
勤務経験|一般社団法人全国保育士養成協議会 (hoyokyo.or.jp)
まとめ

保育士資格は、未経験でも主婦でも取得を目指すことができます!
大学、短大、専門学校などの保育学科を卒業していなくても、国家試験である「保育士試験」に合格することで、取得が可能です。
保育士試験には年齢制限もないため、幅広い年齢層で受験可能ですが、受験資格の有無は最終学歴で異なります。
高校・中学校卒で受験資格がない場合でも、勤務経験を積むことで、受験資格を得ることができます。
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